小さな会社の社員が成長する仕組みを作る社労士小林のブログ


個人事業主に指揮命令しちゃだめよ~ダンダリン


こんばんは、闘わずに労務トラブルを解決する社労士の小林です。

先週の水曜日に放映された「ダンダリン」を録画しておき、見終わったところです。

今回のテーマは偽装請負でしたね。

厚生労働省東京労働局によると、 「偽装請負」とは・・書類上、形式的には請負(委託)契約ですが、実態としては労働者派遣であるものを言い、違法です、とあります。
http://tokyo-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/hourei_seido_tetsuzuki/roudousha_haken/001.html

でも、今回は派遣を装った請負ではなく、個人事業主そのものに対する偽装請負でした。

発注者は個人事業主に対し、指揮命令ができません。

個人事業主は納期までに仕事を完成させればいいわけで、仕事を発注する側は何時から何時まで働け、なんて絶対に言ってはいけません。

ところが・・・というのが今回の話でしたね。

おおざっぱなストーリーは以下の通りです。

あるホテルで、派遣社員として働いていた清掃スタッフ全員の派遣契約期間が終了しました。

ホテルの社長は、顧問社労士のアドバイスにより、派遣スタッフ全員を個人事業主として、請負契約を結ぶことにします。

社長は「今まで派遣会社に支払っていた分全てが、アナタたち清掃スタッフの取り分になるんだよ」と甘い言葉をささやき、清掃スタッフ全員と請負契約を結びます。

しかしながら、個人事業主として働いた報酬(賃金ではないところがミソです)が、派遣社員のときより大幅に下がった彼女たちスタッフは激怒します。

ここで、段田凜たち労働基準監督官が立ち上がります。

清掃スタッフとホテルが交わした業務請負契約書には何の問題もありません。

個人事業主であれば、労働基準法も最低賃金法も適用されないので、いくら報酬が低額であろうが何のおとがめも無いんですよね。

極端な話、1円で請け負ってもいいわけです。

監督官たちは、社長による指揮命令があったのではないか、と疑いを持ちます。

私は、てっきり、監督官達がホテルの客として潜入するんじゃないかと思いましたが、違いました。

監督官達は、清掃スタッフ達の下請としてレ潜入します。

公務員がアルバイトはマズイので、ボランティアとして。

個人事業主であれぱ、自ら業務を行う必要はありません。更に下請を使ってもかまわないんですからね。

清掃スタッフは午後3時までに清掃を終えればいいという契約でした。

ところが、午後になっても客室の清掃が始まっていない社長は激怒し、清掃スタッフとその下請ボランティアをしている監督官達の目の前で、言ってはいけないことを言ってしまいました!!

「9時から5時まで働け、給料カットするぞ!!」

ああ、なんてことでしょう。

「何時から何時まで働け」とか「給料」なんて言葉は決して発してはいけなかったのに!!

個人事業主に、働く時間を指定したり、給料なんて言葉を使ってはいけません。

結局、彼女達は労働者である、と社長も認め、時間外手当も支払われることになり、めでたし、めでたし、で今回は終わりました。

しかし、どうですかね。 こんなトラブルがあった後で、労使関係がうまくいくかどうか?

顧問社労士だって、社長のためを思ったアドバイスが裏目に出て、顧問契約を解除されてしまいます、

社長か顧問社労士が清掃スタッフに対し、きちんとした説明をしていたら、こんなトラブルにはならなかったと思います。

ところで、今回のダンダリン、心に響いたセリフは以下の通りです。

西東京労基署署長「あなたは、人を雇う側の人間なんです。目先の利益ばかりを求めて、信用を失うようなことは慎むべきだと思います」

胡桃沢社労士「社労士がピンからキリまでなのはわかっています」
→ああ、そうでしょうね、どうせ私なんか、汐留の超高層ビルの上層階に事務所を構えるピン社労士じゃありません。東京都下のド田舎で自宅の一角が事務所のキリ社労士ですからね(>_<)

始業前の体操に遅れてきた監督官「体操は業務ではありませんからね」
→昔は、始業前の体操はおろか、朝礼や清掃まで強制されていました。当然、時間外手当など無し!!

今は、言いたい放題言える労働者にとっては、天国のような時代ですね。

それはともかく、このドラマを見ていつも不思議に思うのは、監督官が身分証明書を提示し「労働基準監督官です」と名乗るぱかりで名刺を出さない点です。

2013-12-02 18.30.18

私の経験だと、社長と初対面の際は、必ず監督官は名刺を差し出すんですけど・・・

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小林明


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