小さな会社の社員が成長する仕組みを作る社労士小林のブログ


限定正社員制度は悪ですか?


こんにちは、闘わない社労士の小林です。

かつて、終身雇用、年功序列、企業別組合の3つは日本的経営の三種の神器と言われていました。

といっても、三種の神器が通用したのは、ある程度規模のある会社だけです。

零細企業で三種の神器なんてとんでもない!!

今でも、三種の神器が通用する会社が、はたして何社残っているのか、わかりませんが、連合は、どうしても終身雇用だけは守りたいようです。

政府が進めている労働法の改正も「改悪」と決めつけ、新しい時代にあった働き方を認めようとしません。

連合は、政府が議論している限定正社員(勤務地・職種・労働時間などを限定した正社員のことでジョブ型正社員とも)を普及・拡大させて、多様な雇用形態を作りだすことに反対しています。

勤務地や職種が限定されているので、工場や支店が閉鎖されれば解雇を余儀なくされるのが許せないと言うんですね。

勤務地がなくなっても雇用を続けろ、と要求するのも無茶だと思いますがねえ。

例えば、地方の支店を廃止し、東京本店に集約して業務を行う、という場合、東京本店で雇い入れる余地があればいいんですが、そうでない場合は、支店閉鎖即解雇もやむを得ないと思います。

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働く者としては、理解できないことではありません。

厳しい就職戦線を勝ち抜き、大企業に正社員として就職した以上は、定年まで雇い続けて欲しいでしょうし、毎年給料だって上がって欲しい。

その気持ちはよく分かります。

私は学卒後、三種の神器が通用する数少ない中小企業に就職しました。

大企業ではないので、給料、ボーナス、退職金には不満がありましたが、転勤は無いし、毎年昇給はあるし、有給休暇は使いたい放題でした。

今から30年以上も前に、有給休暇が使いたい放題という会社は、少なかったと思います。

昇給や賞与も会社が一方的に決めるのではなく、組合との団体交渉を経て決定していました。

三種の神器に守られた会社員生活は、それはそれは、居心地のいいものでした。

オイルショックを乗り切った日本経済は、永遠に続くかと思われたバブル時代に突入しました。

定年まで、居心地のいい会社員を続ければ、後は悠々自適の年金生活が待っていることに疑いの余地はありませんでした。

ところが、バブルは崩壊、日本経済は厳しい冬の時代を迎えます。

昇給額も賞与額も年々減少していきました。

やっと目が覚めた私は、当時父が1人でやっていた社労士業の後を継ぐことに決めました。

そして、現在社労士をやっている自分の立場から労働組合を客観的に眺めてみると、ずいぶん甘えているなあ、と思います。

連合が目指しているのは、労働者全員が正社員として働き、過剰な労働者保護規制に守られている世界でしょうか。

正社員と非正社員との格差是正も大きな課題です。

でも、非正社員の給与を引き上げ、終身雇用とし、正社員化するのは無理があります。

正社員にすれば、基本的に倒産寸前まで解雇できません。

変化の激しい時代にはとても難しいことです。

給料を引き上げるのも厳しいことです。

では、どうすれば全員正社員になれるのでしょうか?

正社員の給与を引き下げ、非正社員の給与を引き上げ、同額となるよう調整し、ある程度解雇規制も緩めるぺきでしょう。

格差社会の一因は、こと雇用に関して正社員が恵まれすぎている点にあります。

正社員の給与をある程度引き下げる代わりに、非正社員の給与を引き上げる。

正社員に対し、広範に認められている企業の人事権をある程度規制する代わりに、非正社員に対する企業の人事権をある程度広くする。

そうすれば、格差社会は是正されることでしょう。

誰も、そんなこと言いませんがね・・・

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小林明


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