小さな会社の社員が成長する仕組みを作る社労士小林のブログ


自分が抱えた仕事を誰にも教えない、手放そうとしない社員をどうするか(専門性の高い仕事編)


特定の仕事を1人の社員が後生大事に抱え込んでしまい、決して手放そうとせず、誰にも教えようとしないことが、小さな会社ではよくあります。

専門性の高い仕事のこともあれば、単純な事務作業のこともあります。

ここでは、専門性の高い仕事を抱える社員について考えてみたいと思います。

専門性の高い仕事を1人の社員が抱え込むことは、短期的には、会社にとってとてもありがたいことになります。

その人に任せておけば、間違いないからです。ミスもほとんどせず、素早く仕事をやってくれるからです。

社長はその社員を頼りにし、社員も社長に頼られて、傍目にはとてもイイ関係に見えます。

そのうち社長は気がつきます。もし、あの社員が倒れたら、次の日から誰があの仕事をやるんだ?

そこで社長は言います。「万一、君が倒れたら仕事が回らなくなって困るから、後輩の社員に君の仕事を教えてもらえないか。」

ここで、素直に「はい解りました。実は私も、もし自分が倒れたら、どうなるのか、心配していたところです。早速後輩に指導します。」などとはなかなかいかないものです。

心の中で「もし自分が倒れたらどうするかだって、俺をクビにするつもりだろうか?」と不審の念が芽生え、「いや、私が倒れることなんてありません。この仕事は私しかできません、どうか私にお任せください。」と答えます・・・・・一見、社長と社員の関係がとてもよく見える職場でも、社員が、本当は社長を信じていないことがよくあります。

社長も、社員が自分を信じてくれていなかったことにショックを受け、辞められては困るので、それ以上強く言えず、不審の念を抱かせたとこを、ほんの少し後悔し、「いやいや、クビにしようなんてまったく思っていないよ。そうか、そうか、倒れることなんてないよな。君に任せておくよ。」と、その場を繕って終わりです。

大企業なら、仕組みの上で人事異動や配置転換ができるようになっているので、有無を言わさず、別の社員に仕事を引き継がせることができますが、中小企業では、なかなかそうはいきません。

ゆるぎない経営理念と目的があり、社長の思いを社員が共有し、共感までしていれば、個人の成果よりも、組織の成果を重視する仕組みができていれば、1人しかできないことをなくすことができ、強い会社に生まれ変わることができるんですが。

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小林明


東京多摩地区で20人未満の小さな会社の社員定着と成長を支援しています。
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