小さな会社の社員が成長する仕組みを作る社労士小林のブログ


人は何のために働くのか、「カンパニー・メン」


人は何のために働くのでしょうか、あるいは誰のために働くのでしょうか。2011年に公開された「カンパニー・メン」というアメリカの映画があります。

カンパニー・メン [DVD]/ベン・アフレック,ケヴィン・コスナー,トミーリー・ジョーンズ
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ベン・アフレック演ずるボビー・ウォーカーは37歳にして、総合大企業GTX社の販売部長を務めるエリートサラリーマン。

専業主婦の妻と2人の子供に恵まれ、住まいは大邸宅、通勤はポルシェ。月曜日に出勤するや、挨拶は日曜日のゴルフ談義からスタート。

おいおい、ボビーくん、年収12万ドル程度で大邸宅にポルシェ、ゴルフ三昧はちょっと贅沢すぎじゃないの、と突っ込みたくなりました。

案の定、背伸びしすぎだったようです。突然訪れたリーマン・ショックで、GTX社は大リストラを敢行します。

大リストラを敢行しながら、長者番付に名を連ねる最高経営責任者。その片腕の重役(これまたトミー・リー・ジョーンズが良い味を出しています)の奥さんが、社用機で買い物に出かけようとしたり、いかにもアメリカ的格差社会らしい話も同時に進行していきます。

ところで、ボビーもあえなくリストラされてしまいます。解雇手当は12週間分支給されるので、その間に新しい仕事を見つけなければなりません。

就職支援センターに通い始めたボビーは、すぐに新しい仕事が見つかるものと高をくくっていました。

年俸10万ドルとはいかないまでも、それなりの収入と地位を求めるボビー。しかし、そんな仕事はひとつもありません。やがて彼は、厳しい現実に直面します。

家のローン、ポルシェのローン、ゴルフ場の会費が重くのしかかってきます。

ボビーの妻マギーはとても良くできた人で、家もポルシェも売って、自分も働くと言い出します。

ところが、今まで見栄を張って生きてきたボビーは妻の言うことに耳を貸しません。家もポルシェもゴルフも手放そうとしません。

もし、逆にマギーの方が見栄っ張りだったらどういう展開になっていただろうか、と思いました。「いったい、どうするつもりなのよ。せっかく買った家を手放すのなんか嫌よ。ポルシェだって手放したくないわ。パートで働くのなんか嫌よ」なんてね・・・

やがて、現実を受け入れたボビーは妻の兄が営む工務店で働き出します。妻の兄を演じているケヴィン・コスナーが、まるでホンモノの大工さんがスクリーンにはめ込まれたかのようなとてもいい味を出しています。当初、馬鹿にしていた義兄と次第に心を通わせるようになったボビーは、大工仕事を続けようと決心しますが・・・

話は、そう単純には終わりません。いかにもアメリカ映画らしいラストは、ここには書かないことにします。

ところで、ボビーは一体何のために働いていたのでしょうか。GTX社では、見栄を張るため、かっこつけるために働いていたようです。

妻や子のためではありません。自分がかっこつけたいから、大邸宅やポルシェをローンで購入、ゴルフに興じていました。

妻が、家もポルシェも手放しましょう、自分も働くから、と言っても耳を貸さず、だだをこねているのは、妻や子供のためではなく、自分の見栄やプライドを維持したいがためでした。

ボビーは、自分のため、自分が見栄を張るために働いていたのでした。彼が本当に働く意味を知ったのは、リストラされ、行き先を見失った自分を支えてくれた妻や子供、義兄たち回りの暖かい人達のおかげでした。

自分が働くのは、自分のためではない、自分を暖かく見守ってくれる妻や子供、義兄、その他様々な人達の幸せのためだということに。


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小林明


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